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2020年3月5日木曜日

新しい時代の業務システムとは

今の時代、コンピューター業務システムを持たない会社は少ないと思います。
しかし、社会とテクノロジーが急速に進歩し変化する時代には、新しいタイプの業務システムが必要です。

◆事業を発展させるシステムとは
コンピューターシステムは今や、単に業務効率を上げたり人員削減を目指すためのものではなく、事業の発展を推進する役割を担うべきものです。
しかし、実際には、システムが事業の発展の足枷になっていることがよくあります。
事業の発展に貢献するシステムは、事業の成長や変化に対応して柔軟・迅速に変化する必要があります。
多くの会社では、システムを一旦完成させれば、それで安心しているようですが、そのままでいては、事業を硬直化させ、将来の発展を阻害し始めます。
本当は、システムは作ってからが重要なのです。
システムが変化していないなら、ライバルも社会のニーズもどんどん先に進む時代の中、その会社は化石化します。
システムと一体化しながら進歩する事業でなければ、今後は、特に海外との競争に勝てそうにありません。

◆変化に強いシステムとは
ところが、「システムは無闇に変えてはいけない」と考えている人が沢山あります。
そう考えるようになった原因は、古いタイプのシステムは、改善・拡張が難しいと共に、無理にそれを行うと、システム全体に渡って予期せぬトラブルが起こるからです。
しかし、今は、完成後、変化し続けることを前提にシステムを開発しなければならず、そんなシステムが作られるよう、初めから計画しておく必要があります。
そして、もう1つの大きな問題は、企業で権限を持つ人が、システムを変えようとする気はあっても、その方針が不合理なことです。これは、権限を持つ者が新しいITに無知なことから起こります。

◆変化に対応するツールを
システム開発に当たっては、修正や拡張が容易に出来る開発ツールを採用することが重要です。
現在は、JavaやPHPといった普通のプログラミング言語でも、開発や改造の効率が上がるような工夫が取り入れられていますが、まだ十分とは言えないと思います。
もっともっと、簡単に修正や拡張を行えるツールが望まれます。
ただし、そのツールが、将来、長く存続することが必要です。
つまり、そのツールを開発・販売する企業が今後も発展し続け、そして、そのツールが将来に渡って人気があり、開発・販売会社によるバージョンアップとサポートが続けられるという確証が得られないなら、採用すべきではありません。
プログラマー向けのオープンソースの優れた開発ツールは存在しますが、もっと簡単に業務システムを開発出来るオープンソースが登場すれば良いと思います。

◆社内開発を
開発を委託した開発会社の担当者が退職した、あるいは、会社そのものが存続していないなど、もはや珍しくはありません。
かといって、長く安定して存続することが期待出来る大手開発会社の開発費用は高いですし、大手だから安心という訳でもありません。
また、大手は、開発に失敗はしないとしても、保守的な手法を使いたがり、結果、60点のシステムに落ち着き、しかも、それは変化に弱い場合が多いものです。
また、開発会社の担当者が、ユーザーの業務の中身を理解するにも限度があり、まして、未来の計画を共有するのは現実的に無理があります。
アメリカでは、日本と比べ、コンピューターシステムを社内で開発する比率がかなり高いのは、理想的なシステムを開発するためには、社内製作が有利であるからだと思います。

◆ドワンゴの凋落
ドワンゴは、動画投稿システム「ニコニコ動画」で一世を風靡しましたが、ある時期から急激に衰退しました。
その理由は、ニコニコ動画のシステムが、根本的には初期の頃から変化せず、時代に取り残されたからです。
なぜ、あれほどの企業が、主事業のニコニコ動画のシステムを発展させなかったかはここでは置いておきますが、いずれにせよ、社会の変化についていけなかったコンテンツの末路を如実に現わしています。

◆IT教育
日本のIT教育はとても遅れていて、いまだ、プログラミングを子供にどう教えようかと議論しています。
しかし、他の多くの国では、上記に挙げたことを含め、テクノロジーと社会の関りを理解出来る教員を養成するための予算が取られています。
日本は、政治家や官僚のITリテラシーが低いと思われ、このままでは、日本の将来は危ういかもしれません。

以上です。

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